つづきです。
蛭ヶ岳山荘でバッジを買って早々に引き返します!
10:43 少々明るくなってきました。
晴れてれば丹沢の山々が見えるのでしょうけど・・・・
振り返ると
蛭ヶ岳山頂は雲の中?霧の中?
10:58 鬼ヶ岩ノ頭
11:13 棚沢ノ頭
11:22 不動ノ峰
12:00 みやま山荘
無事、往復完了!
ここで昼食タイム おにぎり2個を水で流し込みます。
12:30 下山開始です!
順調に行けば15時には下山完了かな?
12:52 堂平分岐
視界があまりよくないので、来た道(天王子尾根)を下ります。
13:30 この看板までは、順調でした・・・
ここから2時間の彷徨が始まったのです。
下山を急ぎ過ぎたのか広い尾根道、多数の踏み後に誘われて
どんどん下って行きます。(間違った方角へ)
あれ?おかしいな?と思い始めた頃にはかなり下った後でした
急斜面になり、地面も柔らかく明らかにコースから外れてます・・・・
慌てて、斜面を登り返しますが・・・蓄積した疲労で四つんばいになって這い上がります。
濃霧と雨と樹林帯の中なので凄く暗いのです。
やがてパニック状態に陥り冷静さを失います・・・
「やっぱり、登るのは辛いから下ろう!」
またまた間違った斜面を下り始めます・・・・
いくら下っても登山道はありません、逆に険しくなってきます。
「えっ?もしかして?このまま日没でビバーク?
今日中に帰らないと大騒ぎになちゃうよ~ ど~しよ~!」
ここで、
いまるぷ隊長に借りた本を思い出します。
「道迷い遭難」
山の鉄則
「おかしいなと思ったら引き返せ」
「道に迷ったら沢を下るな」
水を飲んで、気を落ちつかせ
地形図とニラメッコです・・・・が回りが見渡せず何処にいるのか
さっぱり分かりません・・・
よし、やっぱり登ろう!とことん!何処までも!
最後の気力を振り絞り、(ヒルの事なんか忘れて・・)
必死に急斜面を全身ドロドロになりながら登ります!
どのくらいの時間登ったのか分かりませんが・・・・
15:28 やっと登山道へ復帰。
もうボロボロの状態でした、涙が出るほど嬉しかったです
思い出すだけで目頭が熱くなっちゃいます
頭の中で、登山道から外れ右の方角に迷い込んだのだと
ずっと思ってましたが・・・山レコで同じ様な経験をした方の記録を
読ませていただいて私も左の方角に迷い込んだ事が分かりました。
やっとの思いで登山道に復帰できた時、指標の指す方角が
自分の思っていたのと逆だったのを思い出しました・・
もう完全に方向感覚を見失ってました。
本当に良い経験になりました。
あれ?おかしいな?と、思ったら・・・引き返す!
肝に銘じます。
16:00 天王寺峠
ああ~もう少し。
16:18 登山口
後は舗装路を歩くだけ、かなり足にきてますが・・・・よろよろと。
16:40 塩水橋
何とか、明るいうちに下山完了。
もうヘロヘロですが・・・・
で、今回ゲットした山バッジ
終わり。