丹沢 山歩き 丹沢山 蛭ヶ岳 後編

チャイ

2010年07月08日 16:54




つづきです。


蛭ヶ岳山荘でバッジを買って早々に引き返します!






10:43 少々明るくなってきました。


晴れてれば丹沢の山々が見えるのでしょうけど・・・・






振り返ると


蛭ヶ岳山頂は雲の中?霧の中?










10:58 鬼ヶ岩ノ頭









11:13 棚沢ノ頭










11:22 不動ノ峰











12:00 みやま山荘


無事、往復完了!


ここで昼食タイム おにぎり2個を水で流し込みます。









12:30 下山開始です!


順調に行けば15時には下山完了かな?










12:52 堂平分岐


視界があまりよくないので、来た道(天王子尾根)を下ります。








13:30 この看板までは、順調でした・・・


ここから2時間の彷徨が始まったのです。

下山を急ぎ過ぎたのか広い尾根道、多数の踏み後に誘われて
どんどん下って行きます。(間違った方角へ)


あれ?おかしいな?と思い始めた頃にはかなり下った後でした
急斜面になり、地面も柔らかく明らかにコースから外れてます・・・・
慌てて、斜面を登り返しますが・・・蓄積した疲労で四つんばいになって這い上がります。

濃霧と雨と樹林帯の中なので凄く暗いのです。
やがてパニック状態に陥り冷静さを失います・・・


「やっぱり、登るのは辛いから下ろう!」

またまた間違った斜面を下り始めます・・・・
いくら下っても登山道はありません、逆に険しくなってきます。

「えっ?もしかして?このまま日没でビバーク?
今日中に帰らないと大騒ぎになちゃうよ~ ど~しよ~!」







ここで、いまるぷ隊長に借りた本を思い出します。

 「道迷い遭難」   

山の鉄則
「おかしいなと思ったら引き返せ」
「道に迷ったら沢を下るな」



水を飲んで、気を落ちつかせ
地形図とニラメッコです・・・・が回りが見渡せず何処にいるのか
さっぱり分かりません・・・



よし、やっぱり登ろう!とことん!何処までも!

最後の気力を振り絞り、(ヒルの事なんか忘れて・・)
必死に急斜面を全身ドロドロになりながら登ります!

どのくらいの時間登ったのか分かりませんが・・・・





15:28 やっと登山道へ復帰。


もうボロボロの状態でした、涙が出るほど嬉しかったです
思い出すだけで目頭が熱くなっちゃいます

頭の中で、登山道から外れ右の方角に迷い込んだのだと
ずっと思ってましたが・・・山レコで同じ様な経験をした方の記録を
読ませていただいて私も左の方角に迷い込んだ事が分かりました。

やっとの思いで登山道に復帰できた時、指標の指す方角が
自分の思っていたのと逆だったのを思い出しました・・
もう完全に方向感覚を見失ってました。

本当に良い経験になりました。
あれ?おかしいな?と、思ったら・・・引き返す!
肝に銘じます。










16:00 天王寺峠


ああ~もう少し。









16:18 登山口


後は舗装路を歩くだけ、かなり足にきてますが・・・・よろよろと。









16:40 塩水橋


何とか、明るいうちに下山完了。


もうヘロヘロですが・・・・










で、今回ゲットした山バッジ




終わり。


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